入院初日の夜、担当のM先生が部屋に来てくれた。
部屋には、検査で初めての先生や看護婦さんが、
入れ替わり立ち替わり来たので、
知った顔の先生を見ただけで少しほっとした。
先生は、グロブリンの治療はいったん中止だと言う。
私の症状には効かない可能性があるらしい。
事前にネットで、運動ニューロンの病気については調べていたので、
最悪の病気だとしたら、他の可能性を完全につぶさないと納得できないと思った。
「ギランバレーなら、治るかもしれないんですよね?
リスクがあってもかまわないので、
すぐにグロブリン投与をやってもらえませんか?」
先生は承諾してくれた。
効果が出るには、2週間ほどかかるらしい。
切れてしまった神経が戻るにはもっと長い時間が。
その夜は不安が少し頭をよぎって、なかなか寝られなかった。
やっぱり個室で良かったと少し思った。
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