もしかして虫歯かも…?と不安になったので、
お茶の水にある歯科大学病院に行った。
親不知を抜いて以来、ずっと通っていて、
…といっても年に1回ほど虫歯チェックに来るぐらいだけれど、
口腔診断科の同じ先生に20年来お世話になっている。
この病院は、再診予約の電話の際、
かならず担当の先生が電話口に出て時間を決めるシステムなので、
しゃべり方が少し変だと思っていたようだ。
さいわい虫歯はセーフだったけれど、
診療のあと、しゃべり方の話になったので、
「いやー、ALSという病気になってしまって。」と言うと、
「うちの病院に、摂食機能療法科というのがあるよ。」と、
口腔リハビリを勧めてくれた。
ALSは治療法が無いということもあり、
先生のほうから何か提案されたのは初めてだったので、
なんだか嬉しかった。
やはりかかりつけのお医者さんは大切ですね。
日を改めて、「摂食機能療法科」のカウンセリングを受けた。
いま苦手になってきている点について説明すると、
典型的なALSの患者さんの症状らしい。
・食べものが噛みにくい。
・食べ物をのどまで送りにくい。
・口蓋に食べものが貼りついてしまう。(パンなどが苦手)
・ストローが使えない。
・麺類がすすれない。
ストローが使えないのは、
口周りの筋肉が弱って空気が漏れているのと、
喉と鼻の間にある弁のようなものを絞める力が弱ってきているせいとのことで、
改善効果のある口腔体操を教えていただいた。
食べものが口蓋に貼りついてしまうのは、
口蓋にプラスチックの板のような器具をはめることで解消できるそうだ。
摂食障害の評価については、
鼻から内視鏡を入れてのどの状態を見る必要があるそうで、
それは、次回にお願いすることにした。
(内視鏡は未経験だし、やはり心の準備が…汗;)
進行して通えなくなったら、訪問診療も可能らしい。
持ち歩き用の歯科器具や内視鏡セットもあるそうだ。
技術が進歩して医療器具が小型軽量化すると、
訪問診療のあり方も変わってきそうですね。
メカに強いお医者さんが、メスに強いお医者さんより注目される時代がくるやも?!
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