1本は、クリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」。
アメリカ軍最強と言われたスナイパー、クリス・カイルの自伝を映画化した作品。
口コミの評価の高さに反して、鑑賞後の正直な感想は、
「えっ、ほんとにイーストウッドが撮ってる?」
子供を撃つのに躊躇するアメリカ人は正義で、子供に武器を持たせるイラク人は悪だから、
アメリカが戦争したのは仕方ないっていう論調は、ザ・共和党ライク。
そもそもイーストウッドが意図した反戦映画にすらなってない気が。
どちらかというと、スナイパーに憧れて入隊する若者を量産しそう。
どうして、クリス・カイルの自伝を選んだんだろう?
どちらかというと、後藤さんが救出しようとしたあの人にも似た、戦争マッチョなタイプ。
イーストウッドといえば、アメリカ人が触れたくないような、
アメリカのダークな側面をとりあげて、
でも希望はあるって思わせてくれるような映画を撮る監督だと思っていたのに。
アメリカのダークな側面をとりあげて、
でも希望はあるって思わせてくれるような映画を撮る監督だと思っていたのに。
今回はがっかりしかなかったなぁ。
アカデミー賞の各部門にノミネートされながら、
音響編集賞しか獲れなかったのにも納得。
もう1本は、三池崇史監督の「風に立つライオン」。
こちらも、実在の柴田紘一郎医師にインスパイアされた
さだまさしが作詞作曲した歌をもとに、映画化した作品。(※設定の一部が実話。)
三池監督の映画なので、
途中で破綻するか、破綻した人が出てくるのかと思っていたら、
今回はカオスなし(笑)。こちらはいい意味で裏切られた。
「アメリカン・スナイパー」と同じく、
戦争に巻き込まれる子供たちが出てくるけれど、
政治ではなく個人にフォーカスして、
なぜそうなってしまったのかを丁寧に描いているので素直に共感できる。
なぜそうなってしまったのかを丁寧に描いているので素直に共感できる。
子供たちの笑顔が素敵すぎて、何度も泣きました。
しかもラストで、さだまさしの歌が流れてきちゃったら、もう・・・。
もう二度と戻らないと決めた日本に残してきた恋人に宛てた手紙。
泣きます。
To be or not to be ですか。
返信削除日々突きつけられる、逃れられない現実ですが、残された人生で心の底から笑える事ってあるんですかね~、僕も考えますよたまに、to be or .....
絶対あります。大丈夫です。
削除あんとイイな~。
削除