2014/04/14

尊厳死という言い方がそもそもどうなのさ。

患者が延命措置を望まない場合、医師が人工呼吸器を取り外すなど、
延命措置を中止しても法的責任を問わない「尊厳死法案」。

尊厳死は、病などにより「不治かつ末期」になったときに、
自分の意思で、死にゆく過程を引き延ばすだけに過ぎない延命措置を中止し、
人間としての尊厳を保ちながら死を迎えることを指すらしい。

本人の意思に基づくのが「尊厳死」。
第三者の意思が介在するものは「安楽死」。

「本人の意思」-ここに問題が存在するように思う。

ALSだけでなく、完全介護は家族に非常に負担がかかる。
それでも生きて欲しいという家族もいるだろうが、
リソースに恵まれた環境の患者ばかりではない。

苦しむ家族を日々目の当たりにして、
はたして本当の希望が言えるのか…。

ただ反面、チューブや呼吸器につながれた状態では、
生きていたくないという思う自分もいる。

おそらく、家族を前提とした介護のあり方がフェアではないのだ。

かといって、老人であふれる病院を見れば、
医療従事者の努力だけで解決できる問題でもない。

しかも来年からは、
病人同士で数少ない予算を再分配するような「難病新法」が施行され、
重病者に更に負担がのしかかる。

消費税の使い道はどうなってる?

みんなもっと真剣に政治を考えないと、
誰だっていつ病気になるか分からないよ?

私だって1年前には思ってもみなかったから。

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