ALSの診断がおりてしまった後で、
私が先に知っておきたかったな~と思ったりしたことを、
覚え書きとしてアップしておきます。ご参考まで。
(※念のため2014年、東京都での場合です。)
★もしALSかな?と思ったら
必ず「神経内科」のある病院を受診しましょう。時間の節約になります。
大きな病院は紹介状が必要だったり、予約が1~2か月先になってしまうこともあるので、
もし近くに小さめの「神経内科」があれば、そちらを受診されても良いと思います。
むしろ総合病院より、ALSに詳しい先生がいる可能性もあります。
最初の病院に検査設備がない場合は、
必要に応じて、大きな病院に紹介状を書いてもらいましょう。
一旦死んでしまった神経が再生されるには長い時間がかかります。
ALS以外の病気の場合によっては、早めに治療を開始することが予後を良くします。
良く間違えられるギランバレー症候群などの場合は、
急速に進行して呼吸が苦しくなったりすることもあります。早めに受診しましょう。
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★実際にALSの疑いが強い場合
2週間程度の検査入院が必要になる場合が多いようです。
入院保険など、確認しておきましょう。
健康保険に加入していれば、月額医療費の上限は、約8万円~8万7千円で済みますが、
差額ベッド代は、完全自己負担となるので注意が必要です。
私は、最初通院で検査をしました。
通院の場合は、要2~3ヶ月くらいかと思います。
月をまたがない差額ベッド代のない入院であれば、
入院した方が通算の費用負担は安い場合もありえます。
(私は個室の差額ベッド代があったので、10日で25万円かかりましたが・・・)
・血液検査(25種類くらい)
・腰椎穿刺
・筋電図(※末梢伝導検査)
・MRI、MRA
・呼吸器検査
・反射等検査
・針筋電図(※痛いので、ALSの疑いが強い人のみ実施することが多いようです。)
・筋超音波
・筋生検(※痛いので、上記の検査で判断がつかない場合実施?私はやっていません。)
・遺伝子検査(※身内にALSなどの患者がいる場合行うことが多いようです。)
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★もしもALSと診断されてしまったら
特定疾患の医療費助成の手続きをします。
月の医療費が安くなる他、院外処方の薬が無料になります。(※25年度まで)
役所(または保健所)で申請用紙を受け取り、医師の診断を書いてもらい再度役所に提出します。
医療証の発行に2か月程度要します。(※東京都の場合)
生命保険をかけている人は、ALSと診断されてもあわてて解約などせず、
まずは保険内容を確かめましょう。
将来的に寝たきりとなり、重度心身障害と判断されれば、保険金がおりる場合があります。
将来障害年金を受け取る場合、「初診日」に厚生年金保険に加入しているかによって、
厚生障害年金が受け取れるかが決まります。
会社を辞める予定がある方は、
会社に勤めているうちに(厚生年金に加入しているとき)初診を受けることをお勧めします。
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