5月に見送りされていた派遣法改正案がついに審議入り。
3年ごとに人を入れ替えれば(つまりクビにして新しい人に替えれば)、
ずっと派遣社員を雇い続けることができるという改悪法案だ。
派遣社員の立場は一気に昔に逆戻り。
パソナグループの取締役会長の竹中平蔵をブレーンとして起用しているのだから、
こういう法案になるのは至極当然の成り行き。
法人税減税、原発再稼働などと同じく、
派遣社員への切り替えを促進して、大企業にメリットを与え、
経団連を動かして献金を増やそうという腹なのだろう。
安倍総理、正社員を増やすと言っておきながら、
3年ごとの派遣社員の入れ替えを推奨するとは2枚舌もいいところ。
公務員の給与アップで、自民党の票はしばらく安泰っぽい。
同じく見送られていた残業代廃止の法案もそのうち通るのでは?
これからは正社員がむしろ派遣社員的になっていくのか。。。
来年8月には介護保険の自己負担も2割になる。
収入は減る方向なのに、病気や要介護者がいる家族の負担はどんどん増えていく。。。
安倍政権で竹中平蔵が進めてきたトリクルダウン政策では、貧乏人は興味なし。
でも、トリクルダウン政策、どうやら時代遅れな理論になってきているようですよ。
このままでは日本は、「世界一国民が不幸せだと感じる国」になってしまうやも。
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【トリクルダウン政策】
大企業や富裕層の支援政策を行うことが経済活動を活性化させることになり、
富が低所得層に向かって徐々に流れ落ち、国民全体の利益となる」とする仮説
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↓アメリカの大富豪、ニックハノーアがTEDで行ったスピーチが、分かりやすくて面白いです。
「超富豪の仲間たち、ご注意を ― 民衆に襲われる日がやってくる」
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