10月3日、国際福祉機器展2014の最終日に出かけた。
いや~、スゴイスゴイ。
もっとこじんまりしたものを想像していたので、
3時間くらいで見終わるかと、午後2時に到着したのだが、大間違い。
大介護時代を象徴するかのような巨大展示会でした。
車椅子、福祉カー、バリアフリーリフォーム改修、食器、衣類、
コミュニケーション機器、ケア用品、おむつ、レトルト食品等など、
およそシニア、障害者の日常生活に関係する、
ありとあらゆるものが一同に集結してる感じ。
圧倒されつつも、目当ての「オペレートナビ」を展示しているブースを探す。
会社規模の展示なので、必ずしもカテゴリごとに展示されてる訳ではなく、
「コミュニケーション機器」エリアとは真逆にあったため、探すのにちょっと一苦労。
やっと見つけたのだが、デモ機がiPadよりも小さいPCで、
担当者の説明もあまりやる気がなく、
複雑なメニューなのにアプリの動きも悪く、
一番聞きたかった自分の設定についても操作感もいまひとつ分からず。。。
対して、パナソニックブースの「レッツチャット」の担当者の方は、
スイッチの自作について具体的に説明してくれて、非常に参考になった。
ホームセンターで売っているバンドや筒状の木片などを使って、
患者個々の握力の状態に合わせて調整した実例を見せてくれる。
ナースコール的な使い方もでき、赤外線スイッチでテレビのオンオフも可能。
この商品は、画面をタッチして入力できると思っていたのだけれど、
実は画面を触っての入力はできないのも意外だった。
オペナビは拡張性が高い反面、使いこなせない人もかなり多いと思うので、
やっぱり実物を見るって大事ですね。
続いて住宅リフォームのコーナーへ。
つっぱり棒が大きくなったような、手すりが気になった。
家を傷つけず好きな場所につけることができる。便利。
福祉事務所で説明できなかった腕をつる機械のカタログももらえて良かった。
(スプリング・バランサーというらしい。)
でも、どの商品も公的補助が前提だからか、定価が高い気がする。
おそらく値引きもあまりない業界なのだろう。
食品コーナーでは、志の輔さんのTVCMで気になっていた、
「龍角散・漢方らくらく服用ゼリー」のサンプルは2つもくれる大盤ぶるまい。
さっそく最近飲みづらくなってきた、小青龍湯を飲むときに使えそう。
マルハニチロで「肉じゃが・やわらか仕立て」もゲット。私でも食べやすいサイコロ状。
様々な味の介護用食品が並んでいて面白い。
出し巻きたまご味とか、ガリガリくん的発展をとげてます。(笑)
時間が無くて1社しか乗れなかったけれど、電動車椅子にも試乗。
せっかくの機会だから高級そうなPermobilというスウェーデンのメーカーに。
これだけは、自分の病気のことを言わないと相談できなかったので、
「まだ必要ないのですが、ALSだとどの機種が…?」と聞いたら、
前輪駆動が良いとか、補助でつけられる機能とか、とても親切に説明してくれました。
「必要になる頃には、きっと良い機種とか治療法とか出てると思いますから、
頑張ってくださいね。」と、温かい言葉もかけていただく。
ありがとうございました。嬉しかったです。
色々とビジネスのネタも落ちていましたよ。
障害者が使いやすい商品は、普通の人も使いやすいんですもん。
介護用品は現状はネットが多いけれど、
実際に触りたいというのもあるので、福祉用品だけの百貨店とか、
購入のお手伝いも含めた福祉用品のコンサルビジネスとか、
一般人向けにはぶっちぎりの会社もなさそうだし、まだまた成立する余地がありそうです。
自分だったらどんなサービスが欲しいか考えながら歩いてました。
また、膨大な商品を目の当たりにして、
かゆいところに手が届く日本の技術工芸力、アイデア力が、
福祉産業で花開きつつあるなぁと感心した1日でした。
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