2014/12/16

グルタチオンについて

グルタチオンについて、よーく調べてみた。

軽々しく足の症状に効いた気がするとブログには書いたけれど、
私は自己暗示にかかりやすい性格ゆえ、プラセボ効果だと申し訳ない。

とりあえず、グルタチオン点滴を始めたのは、
「ニューロンくんがんばれ」という女性患者さんが、
ALSになると何かの成分が分泌されるために肌がきれいになると書かれていて、
「何かの成分ってなんだろう?」と調べたのがきっかけ。

http://blog.goo.ne.jp/usagi2009_2009/e/dd326cbcc5341bfcc88455314228db8a


肌がきれいになる成分について色々と調べてみると、
細胞内のグルタチオン濃度が減ると、
そのストレスでコラーゲンが生成されるというレポートを発見。

▽GGT 阻害剤 (GGsTopTM) によるヒト皮膚線維芽細胞のコラーゲン産生亢
進とその応用
http://www.scl.kyoto-u.ac.jp/~hiratake/G.pdf


もしかして、ALS患者の肌がきれいになるのは、コラーゲンが増えたから?
                 ↓
もしかしたら、ALS患者の細胞にはグルタチオンが少ないのでは???
                 ↓
グルタチオン濃度が低いのが症状の一因?

…というかなり強引な三段論法で、点滴を始めたという次第。
実はそれ以外の確証を持てている訳ではなく、
パーキンソン患者にはある程度効くというエビデンスだけが頼みの綱。

ちなみに、かなり以前の発表だけれど、イタリアの神経雑誌の記事に、
ALS患者へのグルタチオン投与は効果が見られなかったという治験結果が載っていた。
目覚ましい効果は、期待できないのかもしれない。

The Italian Journal of Neurological Sciences(1998)
”Reduced glutathione in amyotrophic lateral sclerosis: an open, crossover, randomized trial”
http://link.springer.com/article/10.1007%2FBF02341783#page-1


通院している大学病院の先生にどう思うか聞いたところ、
ALSの原因とされているものの1つは酸化であるので、
グルタチオンについては、続ける意義はあるということであった。
(※この病院では、ALS・パーキンソン患者へのグルタチオンの点滴治療は行っていない。)

1アンプル1,000円前後のプラセンタと違い、
グルタチオンは費用が高めなので(薬価は安いのにどうしてだろう?)、
やみくもには勧められないけれど、
ALSへの保険適用が望まれているがあまり効果なし?と云われるラジカットも、
初期の患者には有効という話もあったので、同じ抗酸化作用のあるグルタチオンも、
初期の患者には効く可能性はあるのではないかと、少しは期待している。


追記)

私の場合は、1ヶ月半で、味覚障害が出てしまったので、点滴を一旦中断した。
美容目的の場合は、1ヶ月に1回程度が普通らしいので、
週に1~2回と頻度を上げる場合には、医師と相談の上、
体調に変化が無いか気を付けて行った方が、良いかと思います。

追記2)

点滴の中断で症状が進んだ気がしたのと、
味覚異常は亜鉛の摂取で改善したので、その後点滴を再開しました。

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