2014/07/29

レーシックその後 (術後1ヶ月目検診)

今日は、仕事の打ち合わせで9時半に赤坂へ。

在宅で仕事をさせてもらえることにはなったものの、
デザイナーとしてはブランクがあるので、少しドキドキなのだが、
構成案がまとまっていないとのことで、デザイン開始は来週になりそうだ。
サイト丸ごと作るのは久しぶりである。

今はグラフィックソフトも、フォントも年契約で購入できるので、
在宅環境を整えるが昔に比べると数段楽だ。
私の場合、来年の見通しが立たないので、
毎年更新できるクラウドアプリケーションは非常に助かる。
つくづく便利な時代になったなぁ。

その後、レーシックの術後1ヶ月目検診のため、上野へ移動。

視力検査では、両目ともに1.5見えているとのこと。
左右明らかに見え方が違うのだが、検眼の距離では同じ視力になるようだ。
右目は近くも良く見えるのだが、左眼はぼやけてしまう。

依然見え方は不自然ではあるものの、
頭痛も起きずに本も読めるようにはなってきているし、
眼の状態も良好とのことなので、ひとまず受けて良かったと思う。
ただし、レーシックは神経質な人はやめておいた方がいいかも。
診察室から聞こえてくる声から推察すると、成功しても見え方は人それぞれのようだ。
完璧を求める人向きな手術ではないです。

その後、ジュンク堂でスタイルシートの本を物色。
HTMLタグは完全に覚えているのだけれど、CSSでのレイアウトはインプットが必要なので、
CSSレイアウトの注意点などにフォーカスした本を、2冊ほど購入した。
不思議とするすると頭の中に入る。
昔からなぜかこういうことを覚えるのには苦痛を感じない。
一旦覚えた運転は車が変わっても問題ないらしい。少し安心。

それにしてもバッグが重い。。。
朝から出かけていたので、そろそろ腕力が限界のようだ。

家に帰ると少し呼吸が苦しくなった。
疲れると時々そうなる。
インナーマッスルを鍛えねば。。。
怠け者なので、調子が良いとつい朝夕のリハビリをさぼってしまう。

"If you don't practice, you don't deserve to win."(by アガシ選手)

2014/07/26

1番じゃなければダメな理由がわかる本。

「科学者の楽園」をつくった男-大河内正敏と理化学研究所
(宮田親平著/河出文庫刊)


小保方氏のSTAP細胞騒動を通して、
理化学研究所のユニークな人事体系を知って、
理研についてもっと知りたいと思い手に取った本。

明治維新になってようやく、近代科学の重要性に目覚めた日本は、
有望な研究者をヨーロッパに留学させ、
帰国後、大学教師として研究者を育成させた。

残念ながら、日本に戻り安住してしまう科学者が多い中で、
西洋の活気ある研究現場のような場所を渇望する
池田菊苗、桜井錠二などのような優秀な科学者たちを満足させる場が日本にはなく、
アメリカに移住して数々の研究成果を出していた
高峰譲吉が音頭を取り、ついに「公益法人 理化学研究所」が誕生する。

ところが、高齢だった初代所長が急逝し、
その後の交代劇の末、造兵学者であった大河内正敏が所長に就任。
彼によって、かつてないユニークな研究所が誕生する-。

理系ではない私にとって、
登場する数々の科学者達は初めて知る名前ばかりなのだが、
池田菊苗(味の素のグルタミン酸を発明した)が、
留学中の夏目漱石を訪ねて、漱石の科学への興味を掻き立てるところや、
同じく科学者の寺田寅彦との交流など、
科学者たちの細かいエピソードも楽しい。

応用科学だけを目指していたのでは、日本の技術の進歩は見込めないと、
基礎科学の重要性を謳い続けてきた大河内正敏と理化学研究所。

大きな研究成果は、元々は何の役に立つか分からない研究から生まれることもある。
大河内氏は、「化学者が物理をやっても、物理学者が化学をやってもかまいません。」と、
すべてを科学者の自由に任せた。

「30年に一度業績を上げればよいのだから自由にやりたまえ。」とうそぶく理研の精神は、
逆に科学者たちに何かをやらなければならない良心を起こさせ、
好奇心のおもむくまま、研究にだけ時間を使える環境が、
華々しい研究成果を生み出すのだから面白い。

今の研究所や大学研究員は、資金獲得は学生への補習など、
膨大な雑務に追われてしまい、研究の時間を捻出するのが難しいという。

税金を使うのだから、その研究が何の役に立つのかについて
当然説明責任を負うと思っていたけれど、この本を読んで認識を改めた。
応用を追及する研究は二番煎じになりがちだからだ。

大臣の「1番じゃなければダメなんですか、2番じゃダメなんですか。」という
発言もあったけれど、
やはり1番(初めて)を目指す科学者を育てる余裕がないと、
日本の科学力は上がっていかないのだろう。

今回の小保方氏の理研騒ぎは、
理研ならではの背景があると言っていた人もいたけれど、
ただ、自由と無責任はだいぶ違うかもね。

2014/07/25

ブラックジャックを現役医師が斬る!

ブラックジャック・ザ・カルテ(BJ症例検討会著/秋田書店刊)


最近、ALSについて書かれている…と聞くと、
本でも映画でもつい見ずにはいられない。

あの「ブラックジャック」にもALSを扱った話があったらしい。

昔何度も読んだ記憶があるのだが、
ALS患者が出てきた話は覚えてない。

すぐに読みたいのだが、全巻実家(札幌)にあるので、
本編を読むのは次のお盆の帰省まで待つとして、
「ブラックジャック・ザ・カルテ」という本を買ってみた。

手塚治虫の名作コミック「ブラック・ジャック」にでてきた治療を、
現役医師たちが、実務ベースで評価している、ブラックジャックへのオマージュ本。
現代の医療技術での目線があったりして、医療読み物として面白い。
手元にマンガ本編がないと若干物足りないので、
実家に帰ってからもう一度読もう。

ALS患者の登場するエピソードは、「未来へのおくりもの」。

ブラックジャックがインターンだった頃の話で、
不治の病であるALSにかかった男性患者が、治療法が見つかるかもしれない未来にかけて、
全身性エリトマトーデス患者の彼女と一緒に、人口冬眠に入るというお話。

仮に現在の医療で、人口冬眠という方法がとれたとして、
人口呼吸器装着と、人口冬眠、何もしないの三択だったら、
私はどれを選ぶかなぁ。

う~ん…やっぱり悩みますね。。。


2014/07/22

はじめての福祉事務所

仕事の打ち合わせが思ったより早く終わったので、
病気が分かってからはじめて、福祉事務所に行ってみることにした。

私の地区の担当福祉事務所は、バスで50分くらいかかる。
毎回行くとするとけっこう遠いなぁ。
実際不自由になったら行けないかも。

中途半端な時間(4時)だから空いているかと思いきや、
たくさん人が待っている。どうやらヘルパーさんのようだ。
そうか、仕事終わってから来ているのか、、、お疲れ様です。

早めの補助具の申請が可能かについて聞いてみたところ、

「うちの区では、難病の方でも早めの支給はしていません。」

身体障害者手帳を取得できるかどうか、
主治医と相談して申請してくださいとのことだった。

やっぱりね…。

身体障害者手帳のメリットなどを説明してもらった。
等級に関係なく、なんと都営交通が無料になるらしい。
でも私の家のロケーションでは、都営交通は使わないかな。

診断書は、申請カテゴリ(四肢麻痺、言語障害など)の指定医の認定を受けている
先生に書いてもらわないとならないらしい。

私の主治医の先生は、「四肢麻痺」の指定医らしいので、
他の病院にわざわざ行かなくても済みそうだ。助かった!
次回、9月の診察日の頃の症状により、相談してみよう。

それにしても、指定医をサイトに掲載しておいてくれると良いのにと思う。
個人情報保護なんですかね。
認可する際に、許可をとれば良いのではないかと。仕事増えるでしょうに。

その後、福祉事務所の隣の「ドトール」で2時間ほど仕事をしていたら、
隣の女性2人の会話が聞こえてきた。

「もっと症状の重い人に支給したいわよね~。」

さすがに私の話ではないが、それにしても福祉事務所の人かしら?

そうだよね、予算は限られているわけだし、
私はもう少し頑張ろうっと。

2014/07/21

リルテックで頭痛?

初日は大丈夫かと思っていたけれど、
リルテックを飲んでしばらくすると頭痛が起きる。

ゾーミックを飲んでも効かないので、
いつもの片頭痛ではないようだ。

う~む、これは副作用なのだろうか。。。

まだ止めるわけにもいかないので、
少し様子を見るしかないか。


※追記

飲み始めて3ヶ月程経ちましたが、飲んだ直後の頭痛は起きなくなりました。

私の場合は…

・頭痛薬(ゾーミック)を併用すると、(ゾーミックの)副作用(だるさなど)が増加する。

・リルテックを飲んですぐにアルコールを摂取すると頭痛が起きることがある。

2014/07/20

リルテックを飲み始める

昨日からリルテックを飲み始めた。

初めて飲むので、ジェネリックでも良かったのだが、
病院近くの薬局では、先発品しか扱わないとのことなので、
サノフィーで出してもらう。
2ヶ月分で保険3割だと本来は6万円くらい自己負担になるところが、
医療券で無料となる。ありがたや。

「食後」と書いてあったが、
なんとなく食前の方が良いという記事を見た記憶があったので、
帰宅後、処方された薬局から先生に問い合わせてもらったところ、
やはり「食前」とのこと。処方箋が間違っていたようです。

軽い眠気と、空腹で飲むのでやや気持ちが悪い感じはするけれど、
いまのところ特に気になる副作用はないようだ。

他の患者さんのブログを見ると、
2週間後くらいに血液検査などをしている人もいるようなので、
先生に聞いたところ、特に定期検査以外には必要ないとのこと。
おそらく次の診察(2ヶ月後)の時にチェックするのだと思う。

効果については、あまり期待できないとのことですが、
この感じで問題なく飲み続けられるといいな。

2014/07/19

外来診察日(5)

7月18日。1ヶ月半ぶりの大学病院の外来診察日。

13時半は、午後の診察の最初のグループだが、
受付の時点で、現在2時間待ちと書いてある。
午前中の患者さんがまだ終わってないようだ。
先生、いつもお昼が食べられないのね…。まさに医者の不養生。

医療福祉室のソーシャルワーカーさんとの予約を
診察後の3時にお願いしていたのだが、
たぶん間に合わないので調整をお願いしたところ、
ちょうど2時の予約がキャンセルになったらしい!
良かった、これで時間を持て余さなくて済む。

ソーシャルワーカーさんと話すのは今回が初めて。
相談内容としては、下記を質問した。

「まだ身体障害者手帳を申請するほどではないけれど、
腕の力が弱ってきたので、オペナビなどの入力支援ツールの設定を、
手が動くうちにやっておきたいと思っています。
事前に申請しても承認される方法はありますか?
また、他の患者さんはどういうタイミングで申請しているのでしょうか?」

回答としては、区の福祉事務所に聞いてみるしかないとのことだった。
(まぁ、そうだろうなと思う。)

ただ、担当者の経験により判断はかなり分かれるらしく、
「分かるものに確認します。」など、何度も回答に時間がかかる場合は、
遠慮せずに「分かる方と直接話させて欲しい。」と、
ハッキリお願いした方が良いです。とのアドバイスをいただいた。
「あなたははっきり言えそうな方ですね。」とも。アハハ。まぁそうです。

入院時から感じていたが、この病院のスタッフの方々の回答は常に明快。
病院の人手には限界があり、できることとできないことがある。
できないことはできない。分からないことは分からない。
患者に寄り添いすぎたらスタッフが病気になってしまう。
でも決して不親切ではなく、むしろ親密寄りかもしれない。
非常に気持ちの良い距離感を保っていると思う。

1時間を医療福祉相談室で過ごして、再び待合いに戻る。
ちょうど順番かな?と思いきや、そこからさらに1時間待つ。

掲示板に、こんな張り紙が。
「最近予約の変更が増えて支障をきたしております。2ヶ月先まで予約は埋まっており、予約の変更は難しい状況です。なるべく元の予約の日時にお越しください。」
…高齢化社会、大変ですね。

呼ばれたのは結局4時を過ぎたあたり。

まず30分近く雑談。(スミマセン、2時からの人!)
STAP細胞の話。
小保方氏の論文は結局ES細胞が含まれていたらしい。残念。
理研の話に展開されたあたりから、看護士さんのプレッシャーが半端ない。
あいかわらず先生後ろ向きだから見えてないけど。(笑)

バックナンバーで買った「Brain and Nerve」のALS特集号に載っていた
喉頭気管分離術について質問する。
呼吸器をつけるかは決めていないけれど、なるべく口から食べたいからだ。
「この手術は人口呼吸器をつけないとできないのですか?」
誤飲を防ぐための手術なので人口呼吸器をつけることは必須ではないが、
喉に穴が開いてしまうらしい。誤飲が問題になったらまた相談しよう。

先生が雑誌をパラパラとめくる。
「この認知症を合併するALS-Dの研究結果が載っているけど、
この研究が、TDP-43の成果につながったんだよね。」
2007年刊行の雑誌なので、およそ5年ほど前の内容になる。
ALS-Dには、ユビキチン陽性封入体がみいだされ、
ユビキチンが結合している蛋白は、
TAR DNA-binding protein-43(TDP-43)であることが分かったようだ。
TDP-43があるタイプのALSを解決するカギになるのは間違いないだろう。

「ところで先生、検査は?」
「元気そうなので、検査は特にしないでいいや。」と言われる。(笑)
うん、このマイペースな感じが私のポジティブを維持しているのかも。
どうにも深刻な病気で通院している感じがしない。

今日の待ち時間が長かったのは、若い患者さんが1人危険な状態らしい。
そういえば、私に病気の告知をした時も、
同じころ余命3ヶ月の20代の患者さんに告知したんだよと、
先生が言っていたのを思い出す。
その患者さんも今日の患者さんも、もうこの世にはいないのかもしれない。

今回から、リルテックを処方してもらった。(医療券があるので、薬代は無料)
次回は9月12日。

2014/07/17

ライフレッスン

ライフレッスン(エリザベス・キューブラー・ロス著/角川書店刊)



先日、図書館で借りて読んだ本。

紙の本は、いつかめくれなくなると思うので、
なるべく買わないようにしていたのだが、
この本は折にふれ読みたいので、あらためて買うつもりだ。

全部で15章の魂のレッスン。その言葉たちが、いまの自分にとても刺さる。


「わたしたちはいずれすべてのものを失うが、最終的に問題となるのは喪失そのものではない。家、車、仕事、お金、若さ、そして愛する人でさえ、じつは借り物にすぎない。」

「明け渡しと降伏には大きなちがいがある。降伏とは、たとえば致命的な病気の診断を受けたときに、両手をあげて「もうだめだ。これでおしまいだ!」ということだ。しかし自分を明け渡すことは、いいと思った治療を積極的に選び、もしそれがどうしても無効だとわかったとき、大いなるものに身をゆだねる道を選ぶことである。降伏するとき、われわれは自分の人生を否定する。明け渡すとき、われわれはあるがままの人生をうけ入れる。」

「いまの人生とおなじ人生は二度と手にすることはできない。…あの海、あの空、あの星、あの愛する人を、最後にもう一度だけみたいと願うようになるときまで待つ必要はない。いまこそ、それを、しみじみみてほしい。」


死ぬときまで、やりたいことを待つ必要はない。

そして明日が来る保障はだれにもない。

いまを大切に。今日を楽しもう。

ニュースはラジオで。

最近ニュースはラジオで聞くようにしている。

某都議のセクハラやじの時に、
テレビは明らかに自民党に配慮した報道に制限していたことに
あからさまに気づいてしまったから。(いまさら?)

一番良く聞くのは、TBSラジオ。

「荻上チキセッション22」は、
毎日レンジの広いニュースやテーマを解説していて、
どんな専門家からも、ニュートラルな立場を維持しつつ、
ぐいぐい話を聞き出していく、パーソナリティの荻上チキ氏が凄い。
この人はいったい本業は何なんだろう?頭良すぎです。

ニッポン放送の「ザ・ボイス そこまで言うか!」も辛口で面白い。
青山繁晴氏の日が一番好き。

この2番組を聞いているだけでも、
テレビ・新聞のバイアスがかかった報道を鵜呑みにせずに済む。
どの番組もPodcastでも聴けるのが便利。

TBS・「ジェーンスーの相談は踊る」や、
「久米宏のラジオなんですけど」も毎回大爆笑でおすすめ。
失言を恐れない久米さんはラジオだと光ってます!

ただ、少し気になるのが過払い金請求のCM。
「キャッシングの過払い金は取り返せます、今すぐお電話を。」というCMが、
どの曲でもほぼ1日中オンエア。

ラジオは過払い金CMが支えてるといってもいい印象なのだが、
さすがにちょっと異常?

儲かるんだなぁ、過払い金請求。

荻上チキさん、過払い金請求特集もぜひやってください。

2014/07/14

水素水で抗酸化!

水素水マドラー「銀水」(シンワ工業)なるものを購入。
電気分解で水素水を作る商品。
このジャンルの商品の中では値段は手頃だが、見た目は理科の実験風。



水素水は、老化を進める活性酸素を除去するとして、美容方面で最近人気らしい。

活性酸素は神経細胞を破壊する物質。(フリーラジカル)
ALSの治療薬としては、エダラボンなども抗フリーラジカルに着目して開発された薬だ。

水素水は、順天堂大学のパーキンソン患者への臨床実験で、
神経脱落を抑制するものとして有意な結果が出たらしい。

http://www.parkinson-treating.com/folk_medicine/hydrogen.html
(参考:パーキンソン病の治療・改善ガイド)

銀座の脳神経内科でも、
患者さん用に待合室に水素水サーバが置かれていたので、
少しは効果があるのでは?と期待は星3つです!☆☆☆

2014/07/11

携帯代が安くなる「ハートフレンド割引」

今日、Softbankのショップで、
「ハートフレンド割引」の手続きをお願いした。

「ハートフレンド割引」は、
特定疾患の医療証(私の場合はマル都医療券)で、
ホワイトプラン基本料が免除になるSoftbankのサービス。

障害者手帳はないのですね…?と聞かれたので、
「ホームページのFAQにマル都医療券でも割引できると書いてありましたよ。」と説明。

これで毎月934円が割引になるそう。
iPhone代は結構高いですから、ありがたいです!

2014/07/10

医食同源、食べもので治す

札幌の母から本が送られてきた。

「食事は大事なので、読んで勉強するよーに。」
…とのメッセージつきだったけれど、
どうやら、食事療法で余命3ヶ月のガンが治った人の本らしい。

食べものだけで余命3か月のガンが消えた(高遠智子著/幻冬舎)



著者の高遠氏は、ガンが転移して息も絶え絶えの中、車椅子でパリ行きを決意し、
現地で一年発起してパリの有名料理学校に4年通い、
ついにフレンチガストロノミー上級ディプロマを取得したという根性の人だ。

そもそも健常な人でも真似するのは無理っぽい経歴の方の本なので、
ある程度距離を置いて読んでみる。

「●●でガンが治った」的なタイトルが嫌いだけど、内容は具体的。
1つ簡単にできることがあったので、早速実践してみることにした。

キウイフルーツを切って、はちみつをかけて15分置くだけ。
フルーツ酵素ができているので、
ヨーグルトと一緒に朝食に食べる。

キウイのポリフェノールは免疫力を高め、
薬膳的にはむくみをとり、口内のねばつきを解消するらしい。

試しに3日続けてみたが、少し唾がサラサラになってきたかも?!(←単純)
朝食に白米を食べていた時より明らかに胃の調子も良いようだ。

調べてみたら、ヨーグルトも菌の種類により腸との相性があるそうなので、
1週間ずつ変えてみるつもり。

●腸内細菌ラボ
http://blog.chonaikaizen.com/?eid=123

とりあえず今週は、ダノンビオ。
生きて腸まで届くBE80菌。(…が売り文句)

ただ、サプリやらプラセンタやら、同時に色々やっているので、
単体での正確な効果が分からないのが残念なところ。

でも神経細胞に良いとされる「抗酸化力」を上げるものは、
美容にも良いので、女子的にはモチベーションあがります!


2014/07/06

プラセンタとHGF

HGFは、細胞の増殖を強く促進する因子として
ALS患者への治験が行われている。

残念ながら現在は治験に参加することはできないが、
プラセンタにHGFが含まれているらしいと聞き、
ALSの症状緩和に効くかも…?と先生に相談してみた。

確かに成長因子が入っているので、試してみる価値はあるとのこと。
まずは月4回程度、メルスモンの皮下注射を続けてみることになった。

現在2回目を注射して、まだ効果は良く分からない。

注射の後なぜかとてもだるい。

ネットで調べたところ、好転症状ということもあるようなので、
あと2回くらい様子を見ようと思う。

何か良い効果があったら、今後追記します!


(補足)-----------------------
プラセンタ注射はALSの治療としては保険適用外です。
プラセンタにHGFが入っているかについても、疑問視する意見もあるので、
治療については、主治医の先生にご相談ください。


【その後の経過】(追記日:2014年9月8日)

・注射の後にだるくなる症状は、5回目以降はなくなりました。

・帰省のため、3週間ほど注射を中止したところ、球麻痺が悪化しました。
 注射を復活したところ改善したことから、私には効果があったようです。
 手足の症状については、あまり変化はありませんでした。

ずーっと考えている。

「早くて1年、遅くて3年で車椅子になります。」

そう言われてから、約4ヶ月近くが過ぎた。

月に1回なぜかとても症状が進む時期があるけれど、
それ以外は、さほど問題ない状態に戻って、普通に生活できる。

こんな感じがずっと続くと思ったけれど、
ここのところ、手足の脱力が、一段階進んでしまったようだ。

うまく飲み込めずこぼしてしまったりすることも多くなった。

まだまだ先のことと思っていたけれど、
今後どうするのか決めなくては。

このまま東京で暮らしていくのか。札幌の実家に帰るのか。

ここ数日、ずーっと考えているのに答えがでない。

色々調べてみて、介護環境だけのことを言えば、
札幌の方が良いのかもしれない。

家も広い、神経内科のある病院も多い。
札幌はALSの患者数も多いらしい。

でも、27年間も暮らしてきた東京には、
色々なつながりや愛着、そしてまだ仕事がある。

こればっかりは、自分で決めるしかない。
決めないと誰も助けようがない。

なるべく早くどうしたいのか決めなくては。

いや、どうしたいかみたいな気持ちだけで決めていいのか、
そこも良く分からない。

決めなきゃいけないことが、時には捨てることとイコールだったりする。

だんしゃり、断捨離。

せめて進行が早いのか遅いのか、先に分かると助かるのになぁ。
この症状が出たら、あと半年でアウトとか。
まだ腹をくくれるほど、症状が深刻じゃない。

捨てたくないよう。

たぶん東京にいたいんだな、私は。

2014/07/05

レーシックその後 (1週間目検診)

6月26日(木)にレーシック手術を受け、
昨日は、やっと1週間後の検診日。

1週間のうちは、洗顔も洗髪も禁止なので、
いくら涼しいといっても夏なのでけっこうツライ。
なんとかタオルで拭いてしのいだり、美容院で洗ってもらったり…。

また、近所の美容院のシャンプーが本当に雑なので、(さらさらーっとなでるだけ)
かゆいところが残っているやるせなさといったらない。
先日患者さんの方が、
洗髪は週2回しかできないので、ぜったいに洗い残しがないように、
パーツに分けて完璧に洗ってもらうとおっしゃってましたが、納得。

通常レーシックは、両眼視力1.5くらいを目標に受けることが多いようだが、
私の場合、手が不自由になった場合に、コンタクト、眼鏡の装用をしなくてすむよう、
老眼にも配慮して、0.8~0.9を目標として施術した。

どうも手術後、かなり遠くが見える気がするので、
0.8でこんなに見えているとすると、1.5ってどんだけ?と思っていたのだが、
昨日の視力検査で、なんと両眼1.5も見えていることが判明。
過矯正で近くがかなり見えづらく、
特に効き眼となる左が1.5メートル以内がシャープに見えないため、
左右差のバランスで少し頭痛がする。

ただ、徐々に視力も落ち着いてくるそうなので、
1ヶ月様子を見ることになった。
どうしてもつらければ再手術すると先生は言っていたけれど、
順応性には結構自信があるので、
もう少し近くが見えてくれれば、なんとなく慣れてしまう気がする。
何よりももう手術は遠慮したい。

それにしても、朝起きてすぐに視界が見えるのはスバラシイ!

2014/07/01

すこし凹むけど、凸。

なんとなくあんまり進んでないような気がしていたけれど、
日々やらないことをたまにやったりすると、

はっきり気づく。

3ヶ月前とは違う。


今年の1月に滑舌が悪くなって、しゃべりづらくなり、
老化のせいかと、演劇やアナウンスの練習で使われる、
「ういろう売り」という朗読練習を日々やっていたのだが、
3月に病気が分かって、しばらくやめていた。

少なくとも、2月の時点ではかなり流暢に読めていたと思うのに、

今日久々にやったら、まったく発音できなかった。

しんどくて、最期まで読むこともできなかった。


やっぱり進んでるんだなぁ、、、


TVに良く出ている生物学者の人が、面白いことを言っていて、

「人間は、ある部位を気にしだすと本当にそこが悪くなってしまう。
胃が痛くなっても、腕がたまたま痛くなって忘れていると、
いつのまにか胃が治っていたりする。
だから気にしないのが一番いいんだ。」

そうだよね!
そう思って、進行はあまり気にしないようにして、
他に関心が行くようにしていたけれど、
やっぱり時々こういうことで思い知らされてしまう。

「進行が遅いと思っても、油断しないで。時間を大切に使って。」

ある患者さんが言ってくれた言葉。

7月からはじまるプロジェクト。
なんとか最後までやりきって、いい仕事を残したい。

今の職場には、とってもお世話になったから、
いいお別れをするためにも、心をこめて仕事をしよう。

負けねー!!!