2014/11/17

外来診察日(7)

先週金曜日は、大学病院の外来診察日だった。

今回は、3時間待ちでついに最高記録更新。(笑)
病院の暖房が暑すぎて、さすがにつらかった…。

前回から2ヶ月経過しているが、
右手が若干動かなくなってきたのと、舌と顎が委縮してきたくらいで、
前回と大きく変化はない。
しいていえば、半年前には無かった顎反射の亢進が出ているらしい。

「麺類食べられないでしょ?」と先生から指摘が。

「すすれないんですよ~。」(なんで、分かるんだ?!)

「すすれないよね~。」

「でも、プラセンタ週3にしたら、歩きやすくなって、
しゃがんでも立てるようになったんですよ!」(実演)
「ぜったい進行遅くなってますよね!」

「そうだね遅い方だね。発症が若いと進行が止まったようになることはあるよ。」

「やった!ALSじゃないってことはないですか?」(つい毎回聞く。)

「それはないね~。検査全部やってるから、他の疾患も除外してるし。」

「……。」

プラセンタを増やしたら収まったけれど、
先月少し呼吸が苦しかったことを一応報告したところ、初パルスオキシメーター登場。

「96。少し悪くなってるかな。」

「いや、今は苦しくないんですけども…(汗;)」

「そう?(先生も測ってみる)。あれ?ぼくも96。」

どうやら機械が壊れていたらしい。(笑)
結局測れなかったのだが、先生も96なら正常ということで、終了。

田辺製薬から、エダラボンが適用外申請されたニュースについても聞いてみる。
承認されるかどうかは分からないけれど、薬の機序について少し説明してくれた。

ALSの研究について、気になったニュースにのことを毎回質問するのだけれど、
どんな質問をぶつけても科学的に説明できるのがすごい。
内科医の先生の覚えなきゃならない情報量って半端ないなぁ。

「プラセンタって○○入ってる?入ってると△△に聞くけど。」
先生、私はやっとサイトカインやインターロイキンと聞いて、
「は?」とならなくなったレベルなんです。
でも、このちっちゃな授業を毎回楽しみにしている。

私が診察室を出ると、すでに5時半。
診察室の外は2時半の人たちで殺伐としているのだった(汗;

次回は1ヶ月後。

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