2014/11/30

病人は治さず殺さず。医療ビジネスの闇

「医療ビジネスの闇 ”病気産生”による経済支配の実態」(﨑谷博征・著/GAKKEN・刊)


アメリカの巨大製薬会社がいかにして莫大な利益を産みだすシステムを作ったのか。
本書は、そのからくりを暴き、TPPが日本に及ぼす影響を警告している。

ビッグファーマは、もはや病気を治す薬の開発には興味が無いらしい。
研究費がかかる割に回収が少ないからだ。

まず彼らが取り組んだのは、市場の拡大。
診断ガイドラインを操作し、いまや誰でも精神病予備軍。(笑)
慢性疾患や精神疾患を作り出し、CMで不安を煽り受診を勧奨、
高価な薬を一生飲んでもらう。

高価な抗ガン剤も彼らのターゲットになる。
巨額を投下して、FDA(アメリカ食品医薬局)も意のままに操り、
エビデンスがない新薬の認可もスピーディに降りてしまうという。
1つの抗がん剤の利益は、1日に8千万円~1億5千万円もあり、
認可が1日でも早ければ早いほど儲かる。

彼らはまた、金で政治家を動かし、アメリカでは、
ワクチンの副作用については、製薬会社の責任を問えない法律が成立。
安全性の担保されていないワクチンをどんどん製造、発展途上国に流している。
子宮頚がんワクチンのような副作用も当然のように起きており、
さながら人体実験のようなことが、人道支援の名のもとに黙殺されているという。

インフルエンザ予防接種を毎年受けていたことが、
寝ていれば治る病気のためにリスクを冒していたとは・・・。
(ギランバレーの原因としても疑われる。)

遺伝子組み換え作物についても、驚きの事実が。
食糧事情を改善するためのものではなく、種子を売るためのビジネスとは知らなかった。
収穫量は増えても、一代限りしか繁殖力が無い種子を作製し、
農民は、特許を持っている会社から毎年種を買わなくてはならなくなる。

遺伝子組み換え作物の安全性は確立していない。
まだ歴史が浅いので、長期的な悪影響についてのエビデンスが足りないというだけ。
体内の遺伝子や免疫に影響を及ぼし、
アメリカでアレルギーや喘息などの自己免疫疾患が増えた要因として疑われている。

調べてみたら、私が毎日飲んでいるアイスコーヒーに入れている
ガムシロップの原料は、果糖ブドウ糖液糖だった。
原料は、安価な遺伝子組み換えトウモロコシが主流らしい。
清涼飲料水や菓子にも頻繁に使われている。

血糖値を上げないので、低カロリーと思われているが、
代謝する肝臓に負荷をかけ、内臓脂肪になりやすい。
そもそも果糖って名前が健康に良さそうなのがヤバイ。

冷蔵庫をあらためてみる。
なんと納豆のたれにも入っていてがっくり。
Too lateですよ・・・。せめてこれからは使わないようにしよう。

どんなに気を付けていても危険な化学物質とは無縁ではいられない。
知らぬが仏?・・・いやいや、せめて知っておいた方がいいです。

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